アイアンマン

web業界界隈勤務の27歳サラリーマンです。日常の発見をまとめてます。

オッズが有利になる瞬間

投資とは、間違って価格づけされた賭け(ギャンブル)を探すことだと言われています。

ただし、その賭けが間違った価格かどうかわかる十分な知識をもっていなければならないことを熟知しましょう。

 

ルールを知らないまま、口コミなど自分の判断で良し悪しが分からないもの資本を投資するのは愚かな行為です。

 

見極め方としては、長期的(最低10年)な成長性と株価が同調していないとき、賭け率が間違っているのと同じであるといえます。

賭け率はPERの指標で判断ができます。

※PERとは「今の株価が1株当たりの純利益の何倍なのか」(株価収益率)を示したものです。

 

高すぎる=長期的な展望が市場において過大評価されているいることを意味し

安すぎる=長期的な展望が市場において過小評価されていることを意味すします。

 

また、株価が下落すればするほど、間違った値幅が拡大していく傾向が強まります。

こうした局面こそがオッズが有利になる瞬間であり、迷わずに買う時だと考えます。

 

PERは数値が高いと今の株価は割高、低いと今の株価は割安というのが基本の見方です。

日本の上場企業の場合、PERは15倍程度が平均とされているので、一般的には、PER15倍を基準に、それよりも高ければ割高、低ければ割安と判断されることが多いです。

 

ただし、業界によって異なります。

情報通信系ですと30倍や300倍というものもあります。

 

また言い換えるとPERが300倍というのは今の株価がEPSの300倍にもなっているということ、つまり、300年分の利益を織り込んでいるということにもなります。これはバブルとも言えます。

 

ではどのように投資先を判断するのかの前に

そもそもなぜ、間違った価格がつけられるのか?

理由は先見の明を持たず、6カ月先の株価水準にしか、関心のない機関投資家ミューチュアルファンドとヘッジファンドが株式市場で最も支配的なプレーヤーだからです。

 

こうした投資スタンスの不一致こそが、株式市場において間違って価格づけされたギャンブルを生じさせます。

政策や金利の変動によってもオッズは変わってきます。

 

口コミや世論により乗っかり間違った価格なのかどうかわからない個人投資もここで餌になります。

 

それでは投資の絶好の機会はどう判断するのか。それは、本当にすばらしい成長性を備えている企業の株を、合理的な価格で手に入れることです。

これができるのならば、保有する銘柄は10種類以下で十分とも言われています。

バリュー投資という考え方です。

 

また、投資の定説として長期・積立・分散という考えがありますが、私は35歳までにサラリーマンをリタイヤする目標があるため、分散投資は惨敗を避ける方法であり高みを目指すことも危険をおかすこともしないで平均で良しとする考えと捉えています。

すばらしい銘柄を選ぶ機会をなくしてしまう方法でもあるのです。

ただし個人の投資スタイルによって戦術は異なるかと思います。

 

また、価格のみで投資先を判断することも一歩先に出ることは難しいと考えています。

有名な投資家、バフェットの師匠とも言われた

グレアムの投資論は最悪から身を守るために考案されていると言われています。

グレアムはセーフティーマージン(安全帯)には価格によって売買判断を行う手法です。

 

一歩先にでるには価格と質両面から安全帯を考えることが重要だという事も抑えておくべきでしょう。

 

株価が安くまた事業の質が高いすると安全帯は拡大。

反対に株価が上昇したり、事業の質が低下すると安全帯は縮小します。

 

前者は長期できるにみれば、損失リスクが低く、将来的には質の高い事業が、内部的な成長や買収による企業規模の拡大を後押しするこにより、株主に利益をもたらすサプライズが何度も起こることでしょう。

 

そして、質というのはPBRにより判断ができます。

PBRは、その会社の「資産」から見て今の株価が割安かどうか測る指標です。計算式は、「株価÷1株純資産」。要するに今、株価が、1株純資産の何倍になっているのかを見わけます。

一般的にPBRが1倍未満だと割安と言われています。

「1株純資産」は帳簿に載っている現預金や不動産などの資産から計算した金額なので、普通ならば、ブランドや技術力、市場の成長性が加味され会社の価値は純資産以上になるはずであり、株価は1株純資産以上(PBR1倍以上)の状態であるはずです。

 

しかし、実際には1倍割れの会社はも赤字垂れ流し、今は業績が赤字に転落していなくても将来性がないと考えられている会社、もしくは優良企業だけど何かの理由で一時的に大きく株価が下がっているか、などの理由が考えられます。このうち、赤字垂れ流しの場合や将来性がない会社ならPBR1倍割れでも買いチャンスとはいえませんが、優良企業だけど何らかの理由で一時的に大きく株価が下がっている場合には、絶好の買いチャンスとなります。

 

適切な値段を判断する目安として

最安値で買いたいという心理があるかと思います。

その際にもPBR1倍を「底値の目処」として売買に生かす方法もあります。

 

前提:ファンドや政策、無知識な個人投資家などにより市場にギャンブルが発生する

値:PERによるオッズ判断

質:PBRによる質判断

 

これが、適切な価格のグレイトな企業を買う手法です。

 

最悪に備えつつ最高に期待をする。最悪に備えることは常に賢明なことです。

 

引き続き搾取されないように知識に投資していかなければなりませんね!

 

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